動物食のωバランス (2) 動物によって異なる脂肪酸組成


ωバランスがテーマなのですが、一段上の分類に戻り、各動物における脂肪酸3分類の比較を見てみましょう。私は脂肪酸を飽和度によって分類したものを勝手に 脂肪酸3分類と呼んでます。

脂肪酸3分類

  1. 飽和脂肪酸(SFA)
  2. 一価不飽和脂肪酸(MUFA)
  3. 多価不飽和脂肪酸 (PUFA)

ωバランスとは、多価不飽和脂肪酸のω6とω3の割合のことです。

つまり、脂肪全体に占める、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の割合がつかめれば、その食材においてωバランスがどれだけ重要なのか、がわかります。

動物のお肉における脂肪酸3分類の割合です。

これは参考にした文献ではこうなっていた、というだけで、研究ごとに結果は多様で、+/-30%程度のばらつきはあります。その上で、多価不飽和脂肪酸の量でグルーピングをしてみました。

  1. 「とても少ない」:牛、羊
  2. 「少ない」:山羊
  3. 「多い」:猪、豚、鹿、鶏
  4. 「とても多い」:馬

例えば、牛肉のPUFAは脂質全体の5%です。鶏肉のPUFAの割合は20%です。鶏肉を食べると牛肉の4倍のω6が同量の脂肪から入ってくるということですね。

牛肉をグラスフェッド牛にするかしないかに比べると、鶏肉や豚肉のω6をどうするかを真剣に考えた方がよいですね。

このセクションの結論は、もしどのように育てられたかわからないのであれば、ωバランスのためには、牛肉か羊肉を選んだ方がよい、ということになります。



動物食のωバランス シリーズ

(1) 単純ではない動物脂肪酸組成研究の比較
(2) 動物によって異なる脂肪酸組成 
(3) 反芻動物
(4) 豚
(5) 鶏



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