「カメはなぜ長生きするのか」という問いは、間違いだった

ネズミの寿命は約2年。ゾウガメは150年を超える。 これを見た生物学者は1世紀前にこう結論づけた——「代謝率が低いほど、長生きする」。心拍数が遅く、呼吸が少なく、エネルギーをゆっくり使う生き物が、長く生きる。これが「活動 … 続きを読む

記憶を作っているのは、ニューロンではなかった

記憶が年とともに落ちていく。 多くの人がそれを、加齢の宿命として受け入れています。 でも、なぜ落ちるのか。 その問いの答えが、2026年に思わぬ場所から返ってきました。 脳の免疫細胞が、記憶の形成を左右していた——という … 続きを読む

アッカーマンシア菌が教えてくれること — 腸の「更新回路」と断食の設計

「腸活には繊維が必要だ」 多くの方がそう思っています。間違いではありません。でも、それだけではない。 タンザニアの狩猟採集民、ハッザ族の話をします。彼らは肉を食べます。野生動物の内臓も、骨の髄も。それでも、腸内細菌の多様 … 続きを読む

腸管幹細胞は自分でケトン体を作る——糖が止める更新回路の正体

「砂糖水を飲むだけで腸が壊れるはずがない」 多くの方はそう思うでしょう。 2019年、Cell誌に掲載された研究が示したのは、それが起きるということです。13%のブドウ糖を混ぜた水を4週間飲んだマウスの腸では、ある特殊な … 続きを読む

アッカーマンシア菌が教えてくれること — 腸の「更新回路」と断食の設計

「腸活には繊維が必要だ」 多くの方がそう思っています。間違いではありません。でも、それだけではない。 タンザニアの狩猟採集民、ハッザ族の話をします。彼らは肉を食べます。野生動物の内臓も、骨の髄も。それでも、腸内細菌の多様 … 続きを読む

老化は「消耗」ではなく「抑圧」だった — クロトーというタンパク質が教えてくれること

ギリシャ神話に、運命の三女神がいます。 一人目のクロトーは、命の糸を紡ぐ。二人目のラケシスは、その長さを測る。三人目のアトロポスは、糸を切る。 人間の一生は、この三人の手の中にある。古代ギリシャ人はそう信じていました。 … 続きを読む

体は、覚えている — ダイエット後 1 年でも消えない「ホルモン記憶」が、95% のリバウンドの正体だった

ダイエットをした人なら、誰でも一度は経験したことがあるはずです。 最初の数週間、順調に体重が落ちる。鏡の前で少し背筋が伸びる。 ところが、ある日を境に「お腹が空く」感覚が変わる。今までと同じ食事量では物足りない。気がつく … 続きを読む

断塩すると血糖が上がる?「塩ゼロ」が逆効果になるメカニズム

「健康のために塩を完全に断つ」——そう実践している方は多いかもしれません。 しかし、塩を断ちすぎると、逆にインスリン抵抗性が高まるという研究結果があります。 インスリン抵抗性とは、インスリンが効きにくくなった状態のこと。 … 続きを読む

あなたが避ける脂肪を、古代人は神に捧げた――レビ記に隠された生存戦略

現代の私たちがスーパーの肉売り場で避けがちで、ジムの体重計の上で敵視する存在――「脂肪」。 実は、古代において神が唯一「私のものだ」と主張された、地上最高の財産であったことをご存知でしょうか。 旧約聖書の「レビ記」第3章 … 続きを読む