イベルメクチンと濃度の壁 ―― 「何にでも効きそう」に見える分子の読み方
ひとつの分子について、これほど正反対のことが語られている例も、そう多くはないと思います。 一方には、がんにも、ウイルスにも、炎症にも効く可能性がある、と紹介する記事があります。 もう一方には、まったく効かないことで決着し … 続きを読む
ひとつの分子について、これほど正反対のことが語られている例も、そう多くはないと思います。 一方には、がんにも、ウイルスにも、炎症にも効く可能性がある、と紹介する記事があります。 もう一方には、まったく効かないことで決着し … 続きを読む
この夏も、外に出れば、35℃を超える日が続きます。 一方で、私たちの体の中 ―― 核心の温度は、真夏でも真冬でも、37℃のあたりから、ほとんど動きません。 考えてみると、これは、少し不思議なことです。 外の世界は、氷点下 … 続きを読む
先日、家族で、ある食事に招かれました。 その席では、誰も、スマートフォンを、テーブルに出しませんでした。 みんなが、目の前の人に、心を向けている。 それだけの、ゆたかな時間でした。 家に帰ってから、気づいたのです。 その … 続きを読む
腸内細菌の話は、たいてい「善玉菌を増やしましょう」で終わってしまいます。 でも、その一段下で起きている現象のほうが、はるかに重いのです。 ある世代で失われた菌は、次の世代には「そもそも受け継がれない」。 私たちが今日食べ … 続きを読む
英語の契約書に目を通していると、ときどき、いかめしい一語に出会います。 deed。 表題に Deed of ―― と書かれていたり、末尾に executed as a deed(証書として作成された)とあったりします。 … 続きを読む
月末、帳簿を閉じるときのことです。 試算表のなかに、見慣れているのに、あらためて考えると不思議な一行があります。 未収利息。 まだ受け取っていない利息を、資産として記録する。 現金は一円も動いていないのに、そこにはお金が … 続きを読む
米国の糖尿病の推移を描いた、有名なグラフがあります。 1958年から2015年まで、糖尿病と診断された人の数と割合が、右肩上がりに伸びていく一枚です。 坂道は、見ているこちらが少し苦しくなるほど、休みなく上っていきます。 … 続きを読む
今日、学習仲間から、こんな観察を聞かせてもらいました。 彼女の住むエリアは外国から来た人が多く、なかでも中国から来た人がよく目につくそうです。そして街を歩きながら気づいたことがある、と。中国から来た人には、肩からお腹にか … 続きを読む
健康診断のあと、糖質を少し控えはじめた。 体が軽くなって、気になっていた数値も、良い方へ動いてきた。 そんなときに、こんな見出しが目に飛び込んでくることがあります。 「低糖質の食事は、寿命を縮める ―― 権威ある医学誌が … 続きを読む
ラウリン酸、名前の話から始めます。 ラウリンは月桂樹、ラテン語のlaurus(ラウルス)から来ています。勝者の頭にのせる月桂冠の、あの木です。この脂肪酸が最初に月桂樹の実の油から取り出されたので、その名が残りました。名前 … 続きを読む