からだの燃料の種類は食事で何を食べるかで決まります。
私達は自分の食べものについて、いつでも選択肢があります。その都度、何を燃料にするか…ブドウ糖かケトン体か…を選ぶことができます。
ところが人生で二回だけ、自分の燃料を選ぶことが出来ない時が訪れます。
まず、だれもがすでに経験している出生、その直後です。生まれたばかりの赤ちゃんは、すぐに母乳を大量に飲むわけではありません。母子が同調しながら1〜2週間かけて授乳量を上げて行きます。
赤ちゃんは350グラムの巨大なエネルギー消費をする脳を持って生まれてきますので、母乳が足りない間は妊娠後期にからだに蓄えた脂肪をケトン体に変えてエネルギーを作ります。
それ以降の授乳期間も、母乳の脂質をケトン体に変えて数百μMのケトン体濃度で生活します。
もう一つの食事を選択できない時はこれから訪れます・・・死を迎える一週間です。人間は寿命が近づくと食事を自力でとれなくなります。
食事ができない「死に際」に対して不安を抱く方もいらっしゃいますが、何も心配はいりません。全然辛くないのです。
ケトン体が主燃料の老衰死は脳内で働くケトン体による鎮静効果で不安を感じることもなく心も穏やかに人生を終わることができます。この辺りもすでにケトンダイエットを実践されてる方は身体で理解されてますね。
インスリンが出っぱなしの精神状態とはどういうものか・・これも知ってる人だけが知っていることです。
これだけでも、人生最後まで健康でいたい理由になります。
そのために・・・
誕生と、死に際と、その間の人生はどのエネルギーを使えばよいのでしょうか。ぶどう糖とケトン体のハイブリッド燃料です。これにはコツが必用ですが、今日本でも多くの方が教えることができるようになっています。これから学びの機会がどんどん増えてくると思います。
できることなら、いい死に方をしましょう!
一年前に叔母を看取りました。間際まで元気で、自宅で静かに…。その最期は 死ぬときにたべたいものは…とずっと考えていたけど、お腹いっぱいだわ!天国に行けるように、身体を軽くしておくためかなぁ〜??
最後の会話でした。ケトン体をえらんだのですね。
赤石さん、最後まで元気で・・そして静かに。僕もそんな人生の最後を迎えたいです。
娘が、今年の1月に出産しました。妊娠中からバージンオイルを取っていたので、母乳の栄養価は普通よりは高かったと思います。元気に育ってます。