ケトリシスとは?ケトン体はどのように使われるのか?

ミトコンドリア内でエネルギーを生産の原料となるのがアセチル CoA であるということは前項でお伝えいたしました。 

ケトリシスとは肝臓内で作られたケトン体が、肝臓以外の組織細胞でこのアセチルCoAへと変換されるプロセスのことです。ケトリシスが起こることによってケトン体はミトコンドリア内で最終的にはエネルギーへとなっていきます。

中枢神経はブドウ糖欠乏時に特にこのケトリシスによるに依存しています。

さて、ケトン体は使用される細胞の中でアセチルCoAへ酵素の働きにより4ステップで変換されます。

βヒドロキシ酪酸

↓ ⇐ βヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ

アセト酢酸

↓ ⇐ アセトアセチルサクシニルCoAトランスフェラーゼ

アセトアセチルCoA

↓ ⇐ アセトアセチルCoAチオラーゼ

アセチルCoAx2

このアセチルCoAがTCA回路、そして電子伝達系を通りエネルギーとなっていきます。

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