人類と環境の健康における家畜の役割


先月、Frontiers of Nutrition (栄養の最前線) という論文誌に「グラスフェッドの肉と乳は人類と地球にとって良いのか?」と題する記事が掲載されました。
その中で、「人類と環境の健康における家畜の役割」という章で植物多様性の重要性がとてもよく説明されていたのでご紹介いたします。
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食べ物としての植物は土壌や植物の健康状態を、動物や生物の生理学的環境へと反映させます。生理に合致した食べ物は、草食動物や人間が必用な栄養素を満たし、自己治癒力を高めてくれます。
これは、3つの相互に影響しあうプロセスから成り立っています。
1.細胞や器官(腸内細菌を含む)が機能性を満たす食材を求めることでおこる、食材嗜好の生化学的変化。
2.植物化学的、生化学的に豊かな食品へのアクセス
3.胎児期、幼児期に学習する食材の組み合わせ
野生や家畜の草食動物が植物化学的に豊かな牧草地で育つことで、この健康を作るプロセスは増幅し、家畜が単一品種牧草や、穀物飼料を高い割合で与えらえると、この健康は減少していきます。
さらに、人類の健康は近代の食品店で提供される高度に加工された食品を手にすることで、さらに減少します。
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ざっくりと何が言いたいのかというと、多様性に富んだ植物を育むことで、それを食べる牛さんも、野菜やお肉を食べる人間も、ひいては、地球環境全体の生物における健康も向上しますよ!ということですね。
植物は最高の化学者達です。大気や土壌物質からさまざまな化学物質=フィトケミカルを作り、この種類が多ければ多いほど、その恩恵にあずかる生物は栄えるということです。
カテゴリー: 生理・生化学, 食事と身体

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