ケトーシスが起こるということは 脂肪の分解からケトン体の生成までが滞りなく行われているということです。
もしケトン体が生成される状況を作っているにも関わらずケトーシスが起こらない、ケトン体が検出されない、ということはケトン体の生成プロセスのどこかに滞りがあるということです。
脂肪の分解、脂肪酸の輸送、脂肪酸の燃焼、ケトン体への転換、これらのどこかに問題がある脂質代謝異常の可能性があります。
しかし、脂質代謝異常を遺伝的に持っている方はとても少なく、ケトン体を生成する方法に何らかの誤りがある場合がほとんどです。
「糖質制限」や「ケトジェニックダイエット」を行っているにもかかわらず、トン体検出紙において紫色が出ないと心配され事が多々あります。
しかし、ほとんどは食べ物に糖質が含まれているのにそのことに気づかないというケースです。手っ取り早く脂質代謝異常でないと確認をする方法は1日何も食べないことです。翌日夜に測定してみるとよいでしょう。